船岡山周辺も秋を感じるようになってきました。
今回は、新大宮商店街にある珈琲山居さんをご紹介します。
珈琲山居さんは、北大路通から大宮通を北へ徒歩約5分のあたりにあります。
白い壁に茶色い木製枠の扉、石畳の玄関ポーチが清々しい外観です。
(清々しい雰囲気の外観)
店内はまず腰壁が目を引きます。
また、椅子やテーブル、本棚などアンティークな家具が落ち着いた雰囲気を醸し出しています。
壁や家具の一部は店主の居山さんご夫妻がDIYされたそうで、例えば腰壁は白木に柿渋を塗り、腰壁の上の白い壁や真ん中にある大きなテーブルもご自分たちで色を塗られたとのこと。温かみを感じます。
(居心地のいい店内)
新大宮商店街に面した窓際には一人席があります。時間が経つのを忘れそうです。
(一人席)
刺繍が施されている衝立がとても印象的です。
(アンティークな衝立)
店主選りすぐりの音楽がレコードプレーヤーでかけられています。
(レコードプレーヤー)
今回は、珈琲(ブレンド)と国産小麦のショートブレッドをいただきました。
珈琲の説明文には、「珈琲らしい香ばしさとフルーティーな飲み口」とあり、本当に、ほどよい苦みとフルーツの風味を感じる飲みやすい珈琲でした。
ショートブレッドは、甘さ控えめで小麦の味をしっかり感じることができ食べ応えがありました。
お菓子は奥様の手づくりです。子育て中のためしばらくお休みされていたお菓子の提供を最近再開され、週末には古代小麦のバターケーキが登場することもあるそうです。
次回はぜひバターケーキもいただきたいと思います。
(珈琲とショートブレッド)
居山さんは、もともと喫茶店がお好きで、あちこちの喫茶店を巡られていたそうです。喫茶店好きが高じて珈琲も好きになり、自分で豆を焙煎するようになられたとのこと。
そんななか、新卒で就職された会社に10年半勤めた頃、「十年一区切り」と、ついに喫茶店をオープンされることになったそうです。
「仕事には恵まれた環境で取り組めましたけれど、何か自分の力でやっていきたいというのはずっと思っていました」と居山さん。
関東のご出身ですが、会社員時代の約5年間を船岡山の近くに住んでおられた縁から、なじみのあるこの船岡山エリアにお店を構えられました。
このエリアについては、八百屋や本屋などいろいろなお店もあり、「このあたりで生活が完結する暮らしやすいまちです」とのことです。
喫茶店の「空間」や「時間」が好きという居山さんの想いが表現されている珈琲山居。
毎日忙しく過ごされている方は、ぜひ珈琲山居さんで静かな時間を過ごしてみてください。
【珈琲山居】
住所:京都府京都市北区紫野上門前町107
交通:バス停『大徳寺前』から徒歩約7分
営業:12:00~18:00、火・水曜日定休日
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