岡は船岡 -清少納言-

桓武天皇が平安京遷都を決めた「京都始まりの地」と言われ、
清少納言が枕草子で「岡は船岡」と称えた船岡山。
最近では、個性溢れる素敵なお店が続々と誕生するなど、注目のエリアに。

-豊かな自然と歴史、文化、そして新しい風-

誰かに伝えたくなる魅力がぎゅっと詰まった船岡山とその周辺の楽しみ方を、
京都を愛するライター陣がお届けします。

船岡山の紹介

 船岡山は、京都市北区にある標高112メートル(麓から40~45メートル)ほどの小さな丘で、その形が船を伏せたように見えることから「船岡」と呼ばれてきました。平安京へ遷都した第50代・桓武天皇は、船岡山の山頂から山城盆地を見渡し、都を遷すことを決めたと伝わることから「京都始まりの地」とされ、「国見の丘」と呼ばれるとともに、北方守護の神「玄武」が宿るとも伝えられています。

 また、11年にも及ぶ長い戦いが繰り広げられた「応仁の乱」では、山名宗全率いる西軍が船岡山に城砦を築いたとも伝えられています。

 更に、「本能寺の変」の後、豊臣秀吉が船岡山を織田信長の霊地と定めて以来信長公の大切な地と伝えられていたことから、明治8年に織田信長を祀る建勲神社の社地に選定され、明治13年には社殿が新たに造営されるなど、時代時代でその名を刻んできました。

 現在では、山頂から京都の街並みが一望できるとともに、まちなかとは思えない豊かな自然を残し、四季折々に咲く草花や野鳥も訪れることから、気軽なハイキングスポットとして多くの人に愛されています。

 そして、周辺の鞍馬口通や新大宮商店街などには、店主のこだわりが詰まったおしゃれなショップやカフェも点在し、船岡山エリアは、今京都で注目を集めるスポットのひとつとなっています。

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船岡山へのアクセス

  • 北参道入口(山頂への近道)・・・市バス停「船岡山」下車すぐ
  • 東参道入り口(建勲神社への近道)・・・市バス停「建勲神社前」徒歩4分

京都駅からお越しの方は

  • 地下鉄烏丸線で北大路駅へ→駅直結の北大路バスターミナルから市バス停「船岡山」または「建勲神社前」で下車(所要時間は30~40分)

船岡山エリアマップ

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