今回ご紹介するのは、大徳寺から10分ほど歩いた場所にある中東カフェ・文化サロン「finjan」さんです。
私は、中東文化が大好きで小物を収集しているため、取材できることをとても楽しみにしていました!
ドキドキしながら、中に入ると・・・・。
まず目に飛び込んでくるのは、私が大好きなエキゾチックな小物の数々!かわいい!
店内には、古典トルコ音楽やアルメニアの音楽が流れていて、海外に来た気分に・・・。
話を聞いてみると、こちらのお店は、元ユダヤ研究者である旦那さまと、スパイス好きな奥さまのご夫婦が営まれていらっしゃるそうで、店内の商品や装飾の中には、お二人が現地に赴いて持ち帰られたお品もあるのだそう。
また、finjanさんでは、お二人厳選のアルバニアのキリム(織物)や、トルコの食器、ポストカード、それからなんと楽器まで購入することができるんです!
鮮やかな色の雑貨たちが家にあるだけで、気分があがること間違いなしですね。
そして、待望の中東スイーツをいただきます。
私は中東スイーツに対して馴染みがなく、一体なにをオーダーすればいいのか分からなかったのですが、店主の辻さんが詳細を丁寧に教えてくださいました。
説明を聞いて悩むこと数分。
今回、私が頼んだのは・・・
『カザンディビ』(400円)
『トルココーヒー』(400円)
『チャイ』(400円ですが、2杯目は200円で提供されるそうです)
です!
カザンディビは、トルコ語でなべ底を意味する庶民のおやつなんだそうで、ちょっと固めの焦がしプリンに近い味がしました。パリパリ食感のキャラメルがおいしかったです。
そして、トルココーヒーとチャイは、皆さんにスイーツと一緒にぜひ楽しんでもらいたい!と思いました。
現地の食器が用いられているため、視覚からも中東の気分を感じられるのですが、やはり現地の食事を味わうことで、その土地の雰囲気をより楽しむことができました。
トルココーヒーには様々なフレーバーがあり、私はマスティックという樹液のフレーバーをいただきました。
コーヒーということで、苦いかな・・・と心配していましたが、想像よりも重い苦みはなく、むしろそのほろ苦さがいっしょに注文したカザンディビの甘さととても合う・・・。
チャイはストレートティーだったので、飲むと口の中がすっきりしました。
途中からは砂糖を入れて楽しむのもいいかもしれません。
ここで辻さんから教えてもらった豆知識!
トルコのお菓子には甘いものが多いらしいです。トルコに多く住むイスラム教の方々は、宗教的に禁じられているお酒の代わりの嗜好品として、甘いものやコーヒーを好むのだそう。
辻さんに中東文化についてお聞きしながらスイーツを楽しむと、より一層海外旅行気分を味わえました。
そしてもう一つ皆さんにお伝えしたいのは、finjanさんはカフェ兼サロンであるということ!
タタール・トルコ・チュバシ語などの勉強会が定期的に開かれたり、着物の着付け会、料理教室など中東文化に限らず幅広いイベントが行われています。
お話によれば、それらの講演の先生方は元々のお知り合いではなく、たまたまfinjanさんを訪れたことがきっかけで仲良くなられた方がほとんどだそうです。
その方々のおかげで、幅広いイベントを開催できるんだとか。そして、イベントにはお知り合いのご友人たちも多く来られるそう。
人が人を呼ぶとはまさにこのこと。
finjanさんが様々な人々に愛されているカフェであることを感じました!
各種イベント情報などは、下記の公式Twitter、Instagram、Facebookで告知されるのでぜひチェックしてみてください!
finjanさん、取材にご協力いただきありがとうございました!
【中東カフェ・文化サロン finjan】
住所:京都市北区紫竹西高縄町32
交通:地下鉄烏丸線 北大路駅1番出口を西へ直進12分
バス停大徳寺前から直進10分
営業日:13:00~20:30(L.O.20:00)(新型コロナウイルス感染拡大状況により、
営業時間が変更される可能性もあるので、ご確認ください)
月・火曜日および13・14・15日定休日
Online shop: finjankyoto.theshop.jp
Twitter: @finjan_kyoto
Instagram: @finjan_kyoto
Facebook: @finjankyoto