月に数回開店する焼菓子の小さなお店「無添加焼菓子 歩」

2025/2/3

船岡山周辺も冬の寒さが一層厳しい頃となりました。
今回は、今宮神社の近くにある「無添加焼菓子 歩」さんをご紹介します。

無添加焼菓子 歩さんは、月に数回だけ開店する焼菓子店で、今宮通大宮を少し西に行ったあたりの3軒続く長屋の真ん中にあります。

(趣のある看板)
(白い暖簾もかかっています)

引き戸を開けたらすぐ土間があり、その奥の小窓から店主の近藤あゆみさんが笑顔で対応してくれます。

(店内)
(長屋の土間空間に長机、その上に様々なお菓子が並ぶ空間)

近藤さんは、小学生の頃からホットケーキミックスでドーナツをつくるなどお菓子作りが大好きで、東京の製菓学校を卒業後、パティスリーやオーガニックカフェにて勤務されていました。ご両親の病気をきっかけに“食べ物と身体・農”に関心を持ち、地元である山形県へUターンし、地産地消・地元の農家さんの季節の食材を主に調理する食堂兼カフェにて勤務されました。その後、ドイツやウィーンのお菓子の素朴な美味しさに魅せられ神戸に移住・修行し、菓子・飲食業界でトータル約10年間修行されたそうです。

その後2022年に京都の船岡エリアに移住、2023年1月から自宅販売を始め、丸2年が経ちました。

このエリアについては、銭湯や町家が多く商店街もあり、まちの雰囲気に魅力を感じたとのこと。お店の物件は、古い建物を大事に使われてきたことと、台所から繋がる出窓があるところが気に入って決められたそうです。

取材に訪れた日はもともと8種類の焼菓子と6種類の生菓子を販売されていたそうですが、もう残り少なくなっていました。開店日にはいつもお客さんがひっきりなしに訪れていて、皆さん歩さんのお菓子を楽しみにされているのだなあと感じます。

(焼菓子)

こだわりの素材をつかってつくられたプリン。3層の味が楽しめてとても満足できました。

(なめらかプリン)

フランス語で「黒い森」という意味の「フォレノワール」というケーキ。

(フォレノワール※期間限定商品により、終売の可能性もあります)

「忙しい日常生活の中で、おやつがあることでほっと息抜きできるような時間を」という近藤さん。

たしかに、無添加焼菓子 歩さんのお菓子は、仕事が終わって疲れているときなどにいただくと疲れが和らぐように思います。

今後も月数回の自宅での販売とイベントへの出店、オンライン販売を継続される予定なので、インスタグラムで開店日をチェックしてぜひ訪れてみてください。

【無添加焼菓子 歩】

住所:京都府京都市北区紫竹西高縄町14

交通:バス停『下鳥田町』から徒歩約6分、または、地下鉄烏丸線『北大路駅』北改札(無人)出口より徒歩約15分

営業:月に数回オープン(営業日・営業時間は、SNS で確認してください) https://www.instagram.com/hohoayumi__917/