「自家焙煎珈琲 ガロ」でこだわりの珈琲を(後編)

2021/10/28

←「自家焙煎珈琲 ガロ」でこだわりの珈琲を(前編)からの続き

(珈琲を淹れながら,説明してくださる三浦さん)

サイフォンは簡単な構造に見えますが,単純だからこそ,各工程で,火力の調節や豆に応じた点て方など,他の淹れ方よりも技術がいるため,サイフォンを使用しているお店は多くありません。
昭和30~40年代では,結婚して新居を持つ際にアルコールランプとサイフォンを買い求めるブームがありましたが,家庭では難しいため長くは続かなかったそうです。

(豊富なメニュー)

酸味より苦みが好みだと伝えると,「昭和浪漫ブレンド」をお勧めしていただきました。昭和30年以降の珈琲専門店で出された味を再現しています。昭和の珈琲はインパクトの強い印象があるため,その時代の珈琲を求めて買いに来られる方も多いそうです。

(砂糖やミルクにもいいものを)

サイフォンからカップに注ぐときに,高さをつけて泡を立てるとよく香ります。

せっかく本格的なお店に来たのだから,ブラックで飲まなければ,と思っていましたが,砂糖やミルクを置いて,「好きな味で飲んで」と仰っていただきました。

「嗜好品というものは,お客さんが決めるもの。お店側が嗜好品を売っているのではなくて,お客さんが求めてくるからそれの用意をしているというのがガロの方針です。お客さんの好みのものがあったらうれしい」と語る三浦さん親子がとても印象的でした。

「昭和浪漫ブレンド」は若い人にもよく合う,飲みやすい味です。

帰りには,オリジナルのリキッドアイスド珈琲を購入。ミルクや豆乳を入れても美味しくいただけます。
忙しい朝でも,本格的な珈琲を飲めると良い一日が始まる気がします。
店頭ではドリップバック珈琲も販売されています。

皆さんもぜひ,「自家焙煎珈琲 ガロ」で自分の好きな珈琲の味を見つけてみてはいかがでしょうか。

自家焙煎珈琲 ガロ
電 075-431-8657
営 10:30~23:30(23:00ラストオーダー)
休 月曜日
所 北区紫野南舟岡町71‐27 
交 北大路バスターミナルより市バス204,205,206建勲神社前
  地下鉄鞍馬口駅より徒歩20分
P  真向いの駐車場 13・15番
https://www.cafegaro.com/