「京都キタ短編文学賞」結果!!

2023/2/20

こんにちは!「京都キタ短編文学賞」担当Tです!

令和4年7月15日から11月15日まで北区を題材にした短編小説の募集を行っていた「京都キタ短編文学賞」。
なんと、総数265作品のご応募をいただきました!!

そして、一次選考、最終選考を経て、入賞6作品が決定し、今月2月4日に表彰式を開催しました。
ということで、「FUNAOKA」読者の皆様にも、入賞作品をご紹介させてください\(^o^)/

最優秀賞

『紫野にて、綾なす時に触れる。』槙島聖 さん

  https://www.city.kyoto.lg.jp/digitalbook/page/0000001876.html

大学の進学を機に、船岡山の近くに住む祖父の家に居候することになった萌香。西陣織の織り手の寡黙で職人気質な祖父と打ち解けられずに過ごしていたが、祖父ときちんと向き合いたいと思う萌香は、織物を通して少しずつ心を通わせていく。

★担当Tコメント・・・船岡山の近くの紫野を舞台にした傑作!!西陣織のように美しい作品。

優秀賞

 『深泥池マジョリカ奮戦記』西脇朳 さん

  https://www.city.kyoto.lg.jp/digitalbook/page/0000001871.html

「マジョリカ」というコンビを組み、表舞台で活躍する夢がある狭山と楫。2人は、行きつけの船岡温泉で高齢男性・ミドウと出会い、深泥池に住むとされる鮭を保護する活動に協力することに。半ば巻き込まれる形で活動する中、狭山が知ることになる衝撃の事実とは!?

★担当Tコメント・・・船岡温泉も登場!コンビ名の「マジョリカ」は船岡温泉のタイルの名前。

船岡山部門賞

 『船岡山で読み聞かせ!』ひまりけい さん

  https://www.city.kyoto.lg.jp/digitalbook/page/0000001872.html

教育学部に通う大学生の四季は、ある日、北図書館で旭丘中学に通うハジメと出会い、船岡山で読み聞かせをするための絵本選びを手伝ってもらう。その後、読み聞かせの練習中に出会ったハジメの祖母・タキとの交流を経て迎えた本番。四季の緊張は頂点に達し……。

★担当Tコメント・・・船岡山をたっぷり味わえる、「船岡山部門賞」に相応しい物語。

小学生部門賞

 『灰の世界と不思議なデジタル時計』川田真子 さん

  https://www.city.kyoto.lg.jp/digitalbook/page/0000001861.html

小学6年生の京太は、下校途中に不思議なデジタル時計を拾う。翌日、同級生の春と環にその話をすると、環の弟・蘭次郎の夢にも同じ時計が登場していて、さらに夢の中で未来の北区が灰の世界となっていたという。北区の未来を守るため京太たちが取った行動とは!?

★担当Tコメント・・・船岡山エリアの今と未来!?著者は地元の小学6年生。

中学生部門賞

 『ようこそ後の世へ』絵舞 さん

  https://www.city.kyoto.lg.jp/digitalbook/page/0000001859.html

お盆休みに、北区に住む祖母の家を訪れた風香。近所にある建勲神社で、「学業成就」を願いお参りした風香だが、そこに「織田信長」を名乗るちょんまげ姿の幽霊が現れて……。風香は思いがけず、「信長」に現在の北区の街を案内することとなる。

★担当Tコメント・・・建勲神社はもちろん、船岡山エリアのあちこちが登場!

高校生部門賞

 『いちょうの葉』相原梨彩 さん

  https://www.city.kyoto.lg.jp/digitalbook/page/0000001855.html

祖父の七回忌に向かう新幹線の中で、梨乃は小学6年生の秋に祖父の家に行った時のことを思い返していた。祖父の住む京都に家族で向かった小学生の梨乃。その夜、交流がなかった祖父と2人で出かけることになり不安な梨乃だったが、着いた場所には祖父の想いが溢れていた。

★担当Tコメント・・・船岡山エリア観光の翌日は、北部山間部まで足を延ばしてみたくなる!

受賞された皆様、おめでとうございます!

そして!!
これら入賞作品を収録した作品集の発行を3月に予定しています。
この作品集には、なんと、応援大使をお務めいただいた京都ゆかりの9名の作家の皆様の、ここでしか読めない短編作品も収録します!!
このプレミアムな作品集の入手方法等は、後日お知らせさせていただきます。
お楽しみに~♪♪♪